山本浩一
最上伝承野菜
夏野菜の美味しい季節になりましたね。
ところで、皆さんは、最上伝承野菜を知っていますか?
最上地域で昭和20年より前から栽培されている野菜・豆類などのうち、
今も最上地域で栽培し、自家採種されているもので、一般的な野菜と比べると
色や形、味などに特徴があり、現在、33品目が認定されているそうです。
この内、真室川町で栽培されている勘次郎胡瓜(かんじろうきゅうり)を
先日、取材しました。
明らかに見た目が違いますよね。それに名前も独特。
ずんぐりしていて色が薄く、重さはおなじみの胡瓜の1.5倍から2倍ほど。
水分たっぷりなんです。
今の時期、ちょうど旬を迎えているとのことで、採れたてをガブリっ!
させてもらいましたが、生産農家の方に美味しい食べ方を教わりました。
それが、こちら!
新鮮な勘次郎胡瓜を乱切りにして、オリーブオイルと塩をかければ完成!
青臭さがなく、皮も薄くて食べやすい勘次郎胡瓜、もともとの優しい美味しさに
オリーブオイルが加わって、同じウリ科のメロンのようにも感じられました。
今回は岩塩を使ったので、シンプルながら立派な一品に!
一方、プロが作るとこんな風に!
食材として勘次郎胡瓜を活かしながら、見た目も楽しめる一品に!
やっぱりプロは違いますね~。
飲食店や産地直売所など、最上地域34店舗と山形市と天童市の
合わせて37店舗が参加して「最上伝承野菜・うまいものフェア」を
8/31まで開催中とのこと。
山形ならでは、最上地方ならではの美味しい料理と出会うチャンスかも!
勘次郎胡瓜の収穫は9月いっぱいまで。ネットでも販売していますが、
最上地域の一部の産直などでしか販売されていない貴重なキュウリだそうです。
見かけたら是非、ご賞味あれ!