山本浩一
絵ろうそく
先日のピヨ卵で、鶴岡の「絵ろうそく」を
紹介しました。
かつては将軍に献上され、20件以上あった
鶴岡のろうそく店。今ではその数も減り、
ろうそくに手描きをする店舗は市内で唯一と
なったそうです。
その手描きの絵ろうそくは、
「富樫蝋燭店」の女性たちが、力を合わせて
伝統を受け継いでいます。

左が4代目で店長の小松優子さん
右が、娘の小松梓さん
そして、中央が、2代目、3代目のお孫さんで
伝統の技術を継承しようと、仕事を辞め、
一から修行に励んでいる黒井朋美さんです。

絵ろうそくには、伝統的な絵柄の他に、
季節を感じさせる絵柄や山形らしい絵柄も。

ピンポン玉サイズで、火をつけて水に
浮かばせるような絵ろうそくもあるんです。
国内はもちろん、最近は海外の方も
お土産に買っていくんだとか。
手描きならではの温かみも魅力です。

予約をすれば、絵付け体験ができると
いうことで、講師でもある黒井さんから
教えていただきました。
絵付けに使うのはポスターカラーです。

円柱型のロウソクは、曲面であるばかりか
ロウ自体もすべるので、手描きの難しさを
実感した訳ですが、乾かしながら30分程で
絵が苦手な私でも描けたんです!
右のが私が描いたもの・・・って説明は
しなくてもわかるか。笑
比べなければ、遠くから見れば、何となく
様になっているのでは!?

番組用に手描きしていただいた絵ろうそく。
折角ですので、スタジオのセットに
飾らせていただきました。どこかと言うと、

私のちょうど右肩の後ろの方です。
この絵ろうそく、裏側には違う絵柄も!?

日によって向きや順番が入れ替わります。笑
鶴岡に受け継がれている「絵ろうそく」。
3人の個性を生かし、伝統を守りながらも
国内外の幅広い方々に親しまれる素敵な
絵ろうそくを作り続けて欲しいですね!