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佐塚崇恭

イタリア旅行記3~古代都市・ポンペイ編~

イタリア旅行記も、はや3回目になりました。

ラジオでは、飽きがこないよう
一つの話をあんまり長くしすぎないように
気をつけながら進行しているのですが、

ブログではそういうことをあまり気にせずに
一つの話をじっくりできるのがいいですね。


過去の記事をまだ読んでいないという方は、
ぜひそちらも見ていただけると嬉しいです。
写真多めなので、すぐに読めると思います。

イタリア旅行記1~水の都・ヴェネツィア編~
https://www.ybc.co.jp/satukatakayuki/satukatakayuki-331932/

イタリア旅行記2~花の都・フィレンツェ編~
https://www.ybc.co.jp/satukatakayuki/satukatakayuki-332836/


フィレンツェのホテルで目を覚まし、朝食。
ホテルのビュッフェも、
朝日の下で写真を撮ると
より美味しそうに見えますね。

パン+サラダ+ハム+チーズは
個人的、今回のイタリア旅行での
朝食の定番メニューになりました。

サラダにかけるドレッシングは
私が探した限りでは見当たらず、
その代わり、小分けの袋に入った塩と
オリーブオイルが用意されていました。

オリーブオイルの小袋が
常備されているというのが新鮮です。


この日は鉄道での移動。
フィレンツェ駅構内に入ると、
素敵なお店を発見!


老舗チョコジェラテリア「Venchi」!
今回のツアーは予定もりもりだったため、
自由時間がほとんどなく、
ちょっとした待ち時間も貴重な観光タイム。

食べたいと思っていた、本場のジェラートは
想像以上に美味しい!!!

3種類の味を選んだのですが、
フルーツ系もコーヒー系も、チョコ系も
全部クオリティが高かったです。

山形のジェラートも相当美味しいので、
私もかなり舌が肥えているはずなのですが
それでも美味しいと感じるというのは
さすが本場、ですね。


改札を抜けてホームへと入っていくと、
イタリア版新幹線とも言える「Italo」を発見!

こちらの列車ではなく、
私たちはその隣のホームから出発する
特急列車に乗って、
次の目的地、ナポリへと向かいます。

ちなみに、イタリアでは、事前に
列車が入るホームが決まっておらず、
出発直前にホームが決まるため、
慣れていないとてんやわんやします。


ナポリに到着し、バスの中から撮った一枚。
北イタリアと南イタリアでは
雰囲気が全く違い、

ナポリのある南イタリアは、
東南アジアに近いような、
活気あふれる印象を受けました。


車窓から見つけたユニークな広告。
ペット用品店……なのかな……?


昼食会場で、地元のワインとしておすすめされた
「La’cryma Christi(ラクリマ クリスティ)」

直訳すると、「キリストの涙」になるそうです。

私はお酒に強くないため、
ボトルで頼んでいた同じツアーの参加者の方に
一口いただきました。

ワインの味の違いが分かるようになりたい……。


昼食の後は、いよいよポンペイ遺跡へ!

ポンペイのことは、学生の頃に
たまたま映画を見たことがあり、
何となくは知っていましたが、

こうして実際に遺跡を目の当たりにすると、
当時の市井の人々の生活が垣間見えるようで
なんだか不思議な感覚になります。


中央が馬車の通る車道、
両脇の一段高くなっている場所が歩道です。

ガイドさんの話によると、車道には
雨水の排水路としての機能もあり、

歩道を高くすることで、
雨でも足元を濡らさずに
歩くことができたようです。


車道をよく見てみると、深い轍(わだち)が!

2000年も前の車輪の跡が
こんなにくっきり残っているというのは
本当に貴重ですごいことです。


街並みも美しい。当時この地に暮らしていた人々も
同じような景色を見ていたのでしょうか。


壁画がこれだけ色鮮やかに残っているというのも
奇跡のようなことですね。


奥に見える、雲がかかっている山が、
およそ2000年前、この地に火山灰を降らせ、
一瞬にして多くの人の命を奪った
ヴェスヴィオ火山です。

悲しい歴史のあるポンペイですが、
火山灰に埋もれたからこそ、
現在にまで、これほど良い保存状態で
遺跡が残っているという側面もあります。

そして、実際に現地に行って感じたことですが、
ヴェスヴィオ山の姿はとても美しく、
まさに「ナポリのシンボル」の名に
ふさわしい佇まいだと思いました。

昔の人々は、ヴェスヴィオ山とともに生き、
そして、今を生きる人々の生活には
ヴェスヴィオ山が密接に関わっているのだろうと
いち旅行者ながら感じました。


これは、翌朝、ホテルの部屋から撮った
朝焼けに浮かぶヴェスヴィオ山です。

双子の山姿が黒々として、
山際のグラデーションを引き立てます。

短い旅行の間で、
すっかりヴェスヴィオ山が好きになりました。


夕食では、イタリアの家庭料理、
野菜スープが出てきてほっと一息。

優しい味に癒されたのでした。


イタリア旅行もいよいよ後半。
翌日は、ナポリからカプリ島へ渡り、
「青の洞窟」への入場を目指します。

催行率50%程度という確率の壁を
越えることはできるのか!?

次回、「地中海の真珠・カプリ島編」

乞うご期待!

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