陣内倫洋
街を見守るシンボルの「鼓動」
先日 時計を管理されている枡谷秀一さんの案内で
山形市の文翔館 時計塔の中へ!
屋根裏から入っていくんですが、外から見るとまだこの位置!
幅50㎝ほどの通路を腰をかがめながら進んでいきます
5日に1回、枡谷さんは保守点検&時間の調整をしに向かっています。
冷暖房はきかない場所なので特に夏は大変だそうです。
この時点で私は息切れぎみ・・・。さらに!
サラッと酷な事と言う枡谷さん笑
先を覗いて見ると~
狭い!「ここは正直通過できないかも」と一瞬頭をよぎります。
スイスイ進む枡谷さんになんとかついていきます。
ここはカメラマンも一苦労!カメラを一時預かります!
さらにもう一人!
アシスタントスタッフ、大きな三脚に悪戦苦闘!
こんな時こそピヨ卵のチームワーク。
チーム一丸!「ファイト!一発!」のかけ声が!(かなり大げさ)
最難関を通過した先にあったのが
時計の針を動かす26.5㌔の重り!この重りが上から下がってくる事で
歯車が動く仕組みなんです。 さぁ!いざ時計塔の中へ!
そこにあったのが!
デーン! ほれぼれするような精巧な機械が中央に!
100年を超えて時を刻み続ける機械式時計。1916年(大正16年)
に完成 現在稼働している機械式時計では札幌の時計台についで
国内で2番目に長い歴史があるんです。
文字盤が四方を囲む空間 時計の隙間からこんな景色も!
山形市の目抜き通りが!非常に貴重な眺めです。
実は昨年秋に枡谷さんの父、二郎さん(91歳)が他界。現在は
一人で管理を行う秀一さん。
「まだまだこの時計100年は動くのではないでしょうか」
「原因不明のトラブルが起きた時にどう対応するか」
これから課題も話していた枡谷さん。
時を超え、刻み続ける「文翔館の時計塔」
日々生活している私たちと一緒に時を過ごし
「カチカチ」と時を刻む音がまさに時計塔の生きる「鼓動」
にも感じた今回のロケでした!