番組審議会だより
第611回 山形放送番組審議会
開催日
令和7(2025)年3月17日(月)
開催場所
山形放送本社 山形メディアタワー
(リアル/リモート/リポート参加のハイブリッド開催)
出席委員
髙橋 幸司委員長
峯田 益宏副委員長(※2)
武田 良和委員
屋代 敏博委員(※1)
かめおか あきこ委員(※2)
吉野 優美委員(※1)
伊藤 麻衣子委員
髙橋 慶多委員
(※1)リモート参加 /(※2)リポート参加
議事
番組合評 テレビ番組
第39回民教協スペシャル(山形放送制作)
『時給10円という現実 ~消えゆく農民~』
≪2025年2月11日(火・祝日)10:30~11:25放送≫
▼2024年、いつにも増して暑い夏。スーパーの店頭からコメが消えた。新米が出回るころには値段が跳ね上がっていた。「コメはこの先どうなってしまうのか」。コメをつくる人たちは実際のところ何を思っているのか。「稲作農業は本当に大変な状態。多くの農民がものを言わずに消えていく。どれだけ大変かが世に伝わっていない…」。長井市の農民、菅野芳秀さんはこう語る。農林水産省の調べによると、コメ農家の2022年の所得は1万円。時給に換算するとわずか10円。三里塚闘争から減反拒否、そしてレインボープランの立案、実践。菅野さん夫婦の道のりを振り返りながら、農と食の今に迫る。
議事の概要
板垣社長の挨拶のあと、社側から「視聴率調査の結果」「視聴者の声」「今後のテレビ&ラジオの自社制作番組と編成」「4月期テレビ・ラジオ基本番組表」についての報告があった。
続いて、YBCのテレビ番組『第39回民教協スペシャル「時給10円という現実~消えゆく農民~」』の制作担当者から番組の企画意図などの説明のあと、番組の合評をおこなった。
委員からは「番組は“令和の米騒動”と騒がれ出す前から企画されていたとのことだったが、結果的に米への関心が高まっているタイミングで放送されたことで問題提起になり、非常に有意義だったと思う」「たくさんの人たち、特に中高生などの若い世代に見てもらいたいのでぜひ再放送してほしい」「学校で教材として、また会社内での研修でこの番組を使いたい」といった意見が出された。
一方、「タイトルにある“時給10円”というのは、衝撃的で視聴者の目を引くのに効果的だと思うが、稲作に携わっている農家の方々に対する誤った印象を与えてしまうことにもなりかねないと感じた」という意見も出された。
令和6年度山形放送番組審議会委員
委員長 | 髙橋 幸司 | 山形大学名誉教授 |
副委員長 | 峯田 益宏 | (株)山形新聞社 取締役編集局長 |
委 員 | 武田 良和 | (株)ジョイン 代表取締役 |
委 員 | 屋代 敏博 | 写真家・ 東北芸術工科大学映像学科教授 |
委 員 | かめおか あきこ | 絵本作家 |
委 員 | 吉野 優美 | 一般社団法人 最上のくらし舎 代表理事 |
委 員 | 伊藤 麻衣子 | 合同会社 work life shift 代表 |
委 員 | 髙橋 慶多 | 山形青年会議所 2024年度直前理事長・遠藤設備建設(株)常務取締役 |
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