「株式会社アイデアのおもちゃ箱」 2021年12月15日水曜 15時40分頃放送
今回ご紹介したのは、寒い季節にお勧め。
山形県のご当地・中華まん3品だ。
開発したのは、長井市の「株式会社アイデアのおもちゃ箱」。
これまでも地域の素材を活かしたオリジナル商品を開発、販売している会社だ。
1品目は馴染みの白い皮の肉まん・・・と思いきやてっぺんにナルトが!
山形県長井市が誇る特産、「馬肉」を活かしたあの馬肉ラーメンを中華まんの餡にしたという、その名も「馬肉ラーメン肉まん」。
アツアツをいただいた相内アナは
「口に広がるネギの風味!お肉もしっかり入っていて、モチモチのしっかりとした太さの麺も!」
中の餡が層にしてあるのが特徴の一品。
モチフワなこの皮は、山形県産小麦のゆきちからブレンドしているこだわりの生地。胡椒をきかせた馬肉の餡に、この商品のために作られた醤油味の特製麺、長井市内の肉屋特製の馬肉チャーシュー、
手作り惣菜のメンマ、長井市産の長ネギの順に重ねていて、全て手で包むという手作りだ。
続いて2品目。取材した山本アナの「南陽市赤湯のラーメン」のヒントに相内アナは「辛味噌!」と即答!
こちらもてっぺんにナルトが乗っているが、生地が赤み掛かっていて、その生地の中には赤い唐辛子のつぶつぶが!いただいた山本アナは、「モチモチふわふわ生地!ピリッと辛味がきいていて、
じゅわ~と後からも辛みが!」
辛味噌ラーメン味の置賜豚の餡、辛味のきいた麺、メンマ、置賜豚のチャーシュー、ネギと、こちらも手のひらサイズの中華まんに辛味噌ラーメンの世界が広がっている。
そして3品目。山形のあのラーメンの味。もちふわの白い皮には緑色の青のり。一口いただいた相内アナは、「和風のダシの香りが!鶏肉がゴロっと!
具材がギュッと詰まって食べ応えがあります」
鳥中華を再現したという、その名も「鳥中華まん」
和風だしのきいたそばつゆ味で、中華麺、鶏肉と揚げ玉を一つ一つ手包みで、鶏肉の餡、鳥チャーシュー、ネギ、メンマ!
口の中はもう鳥中華ワールドだ。
山本アナが取材した担当の方によると、
第一弾である馬肉ラーメン肉まんが誕生したきっかけは、地元の食材を使った商品開発をしようと、3年間の国の委託事業で始まった雇用創造協議会が出発点。長井といえば馬肉が有名なので、
馬肉を使って何か新商品ができないか試行錯誤をするも難航・・・。
地元の方々40人ほどに声をかけ、知恵を絞った。地元の肉屋さんやラーメン屋さん、お菓子屋さんなど、様々な業種の人たちでアイデアを出し合った。中華まんのプロはいなかったそうだが、小麦粉だったらお菓子屋さんがわかるかな?など、色々な方に話を聞いたり
試作品を作ったりして有志のメンバーで何か作るのが楽しかったとのこと。
3年の期間内に馬肉ラーメン肉まんは完成し人気となったが、3年の期間が過ぎた後も継続しようと作られたのが株式会社アイデアのおもちゃ箱。
当時の思いは、今も受け継がれ、地元ならではの商品が次々に誕生してきた。
3品とも、レンジアップ包装になっており、手軽に食べることが出来るのも魅力だ。
各地域ごとに様々な個性がある山形のラーメン。今回はその中から馬肉ラーメン、辛味噌ラーメン、鳥中華の3つを表現した中華まんを紹介したが、「こういう中華まんが欲しい!」という連絡があれば、他の地域のラーメン中華まんも検討したいとのこと。すでに県外のラーメン処からオファーもあるそうだ。
担当の方によると、受験生にお勧めだという。
馬肉→さくら肉→合格した時の桜咲く!馬力が出る!
豚まんはトントン拍子でうまくいく!
鳥は合格を鳥(とり)に行くという意味もある!・・・とのこと。
信じるかどうかはお任せするが、ユニークな肉まんの美味しさに、笑顔になることは間違いないだろう。
黄色いキッチンカーで県内のイベントなどで販売する場合は、1個400円。
道の駅、川のみなと長井では、レンジアップ包装になっているので、冷凍したものが1個税込み450円で販売されている。
また、インターネットでも販売しており、長井市のふるさと納税のお礼の品にもなっている。