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ご当地グルメそれいただき!

『かほくイタリアベジタブルカレー』 2021年9月15日水曜 15時40分頃放送

今回ご紹介したのは、河北町ならではのご当地レトルトカレー。
商品を作っている河北町のお肉屋さん「サンミート吉田」の専務取締役、吉田圭佑さんに電話でお話をうかがった。

山本アナ
「野菜がゴロゴロ!くちどけが良く、それでいて形を保っている!」

吉田さん
「河北町ならではとは、かほくイタリア野菜をたっぷり使っているから!
 その名も『かほくイタリアベジタブルカレー』です!」

カレーには、ローズビアンカというナスやズッキーニ、トマト、黄色、紫、オレンジと色鮮やかな通称カラフルニンジンの四種が入っている。カレーと相性が良い夏野菜から選んだそう。
野菜のうま味とほのかな酸味が絶妙で、いくらでも食べられそうだ。

しかし、なぜお肉屋さんがベジタブルカレーを?
しかもこのカレーには、「お肉」が一切使われていないのだ!

イタリアと気候が似ていることから町おこしの一環として栽培されている「かほくイタリア野菜」。年間およそ60品種を県内外に出荷しているが、規格品以外は捨てるしかなく、生産者は困っていた・・・。
そんな相談を、かほくイタリア野菜研究会に所属する同級生から吉田さんが受けたことが開発のきっかけ。
当時、レトルトの山形和牛カレーを開発中だった吉田さんのところに、大量の規格外のかほくイタリア野菜が持ち込まれた。

イタリア野菜でカレーを作ると決めた吉田さんはさらなるアイデアを求めレトルト展示会へ視察に。そこには、〝野菜だけのカレー〟が見当たらなかった。吉田さんは、動物系の油も一切使わない野菜カレーを作ろうと決めた。

苦労したのは、動物性の油が出す「コク」をどう出すかだったという。山形和牛カレー開発中に知り合ったカレーを取り扱う大手商社に相談。
かほくイタリアベジタブルカレー専用の「野菜ブイヨン」と「野菜だけを使ったベースルゥ」を開発してもらったのだそうだ。

「野菜だけのカレー!?」「このコクはどうやって出しているのか?」など、反響は大きいという。
「今後もカレーを通じて河北町の食の素晴らしさをアピールしていきたい」
そう話す吉田さんからは、地元を愛する企業の熱意が伝わってきた。

『かほくイタリアベジタブルカレー』
1パック200g入りで税込み756円。

お求め先
河北町の道の駅河北・あぐりランドひな産直センター
山形市の食の駅山形蔵王店
チェリーランド寒河江、道の駅天童温泉サンピュア
またはサンミート吉田の通販サイトから。

https://sanmeet-yoshida.com/

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