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佐塚崇恭

『嫌われる勇気』

今年の目標の一つに「月に一冊本を読む」
というものを掲げました。

目標にするだけでは
サボってしまうと思ったので、
年初にひとまず十冊ほどまとめて購入し、
すでに退路を断っています。

最初の一冊には、
複数の人におすすめされたこともあり、
ブログのタイトルにもなっている
『嫌われる勇気』を選びました。

この本はアドラー心理学を
対話形式で解説しているのですが、

結論から言うと、
読んで良かったと思います。
多くの人がおすすめするのも納得でした。

「過去の出来事をトラウマに
しているのは自分自身」

「目標を決めることは意味がない」

など、一見「えっ」と思うような
ところから入っていき、
読み進めていくとその考え方に
説得力が与えられていく。

自分の中になかった価値観に触れ、
考えさせられる部分が
多かったように思います。

正直、自分の考えに馴染まないところ、
ぶつかる部分もありましたが、
そういうところこそじっくり考え、
咀嚼していけばいいんだと思います。

読みながら、
「20代のうちに読んでおきたかったな」
とも思いました。もっと早く知っていれば、
人の目を気にしすぎていた自分にとって、
助けになったに違いありません。

ただ、30代になった今だからこそ、
これまでの経験と照らし合わせて
深く考えられる部分もあった気がします。

最近、本を読んでいないけれど
何か読みたいという人には、
「嫌われる勇気」はおすすめです。

アドラー心理学に触れたことが
ない人でも読みやすいですし、
「人間関係に振り回されずに生きるヒント」が
詰まっています。

読み進めていくうちに、何か一つでも
心に響く言葉が見つかるかもしれません。

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