ものづくり応援ウィーク2024
株式会社山形電気調整所
株式会社山形電気調整所
- 柴田 翔平さん 2010年入社 山形工業高卒
- 鈴木 雄登さん 2017年入社 寒河江工業高卒
会社について教えてください
鈴木さん
山形電気調整所は、山形市で創業し、今年で75年目になる会社です。仕事の内容は、計測技術を通じて電力会社の発電所・変電所を始め、自治体や一般産業と幅広い分野にわたり、保守点検業務を行なっています。具体的には、保護継電器装置や遠方監視制御装置の試験、調整、また、電気計測器が正しく作動しているかを調べる校正試験などを行なっております。一言で簡単に言いますと、「高い技術で電気の安定供給に貢献している会社です。」
「高い技術で電気の安定供給に貢献している会社です。」とのことですが、もう少し分かりやすく言いますと、どんなことに役に立っているのか教えてください。
柴田さん
はい、もし、電気が安定して供給が出来なくなると、一般家庭を始め、医療機関、防災設備、交通機関や金融機関、通信設備などの機能が不安定となり、社会生活が機能しなくなります。私たちの仕事は目立ちませんが、皆さま方の身近なところで、生活、ライフライン、いろいろな産業を支え、電気の安定供給を支えており、お取引先様からは高い評価を頂いております。
自慢の技術について教えてください。
鈴木さん
現在、発電所や変電所の多くは無人になり、遠方監視制御装置によって監視、制御され ています。このため、安定的に運行するためには定期的な点検が必要です。機械装置も新しいものから、私が生まれる前の機種までいろいろありますが、柴田先輩 の指導のもと、日々腕を磨いております。
どのような高校時代を送りましたか。また、どのようなことを学び、それが今の仕事にどのように役立っていますか。
柴田さん
高校時代は柔道部に所属してました。強くなりたい、試合で勝ちたいという一心で毎日稽古に打ち込んでいました。そのおかげで、厳しい状況にも耐えられる忍耐力を身につけることができました。また、妻と出会えたのも柔道をしていたおかげなんです。それに、学校を超えて、柔道で知り合えた友達もたくさんできました。私にとって大切な人、一番大切なのは妻と子供ですが、いつも一緒にいるだけで 「今日も仕事を頑張ろう」という気持ちになれます。高校時代に出会った様々な人との関わりが今でも心の支えになっています。
鈴木さん
高校時代は、文化祭や体育祭、課題研究など、学年やクラス、それに部活やグループなど複数の仲間で活動することが多かったです。そこでは仲間との協力やコミニュケーションの大切さを学びました。就職して社会人になった今、上司や同僚との接し方や、与えられた仕事や、自分の役割をキチンとこなすことに、とても役に立っていると私は思います。
未来を担う高校生に、応援メッセージをお願いします。
柴田さん
授業や部活動など、高校時代は受け身になる場面が多いですが、ただ授業を聞く・実技を練習するのでは無く、何の為に必要かを自分で考え、気づき、実力を身につける為の工夫ができる様に意識することがとても大切だと思います。 実は、高校時代にその意識を持っていればもっと、有意義な高校時代を送れたなと、今痛感しています。高校生のみなさんには是非意識してほしいと思います。必ず社会に出てから役に立ちます。あっという間の三年間ですので、高校生の皆さん、悔いの無いよう、がんばってく ださい。
鈴木さん
ラジオをお聞きの高校生の皆さん、いつかは高校や専門学校、大学を卒業し、いろんな会社に就職し、働いていくことになりますが、どのような会社に就職するのかは、勿論それぞれ皆さんの自由な判断だと思います。でも、必ずしも自分が学んできた知識や経験を活かし、腕をふるえる会社に就職できるとは限りません。そのため、広い視野で様々な会社や業種に興味を持ち、調べてみてはいかがでしょうか?世の中には様々な業種の会社があります。意外な発見や出会いがあるかもしれません。是非、ただ待っているのではなく、みずから研究してみましょう、必ず自分に合った就職先が見つかると思います。皆さん、めでたく就職した暁には、たとえ業種や分野が違っても、同じ社会人としてこれからの日本を支えていきましょう。