「朝日町産アーモンドのアイスクリーム・ロースト・ナッツのはちみつ漬け」2023年1月17日(水)15:40頃~OA
雪深い山形の朝日町でアーモンドが収穫できることをご存知だろうか?今回、紹介するのは朝日町産アーモンドを使ったご当地グルメだ。
初めは、ローストしていない生アーモンドを使ったアイスクリーム!ミルクベースのアイスには生アーモンド特有の風味が。
山本アナ 「ミルキーで香り、味が独特!杏仁豆腐の香りがして美味しい!」
與門さんは、素焼きしたローストアーモンドを使ったアイスクリームを。こちらはアーモンドをペースト状にして練り込んでいる。
與門さん 「杏仁の風味も少しあるが、アーモンドが香ばしい!」
真冬に食べる県産アーモンドを使ったアイスはまた格別の味わいだ!
朝日町の果樹農家、菅井誠吾さんがアーモンドの栽培を始めたのは今から11年ほど前。
アーモンドはバラ科サクラ属でモモやウメに近い仲間、山形でも生育するという。
「道の駅あさひまち」のすぐ近くにある30aの園地に植えられた80本ほどの木は、今では高さ4~5mほどに成長し、春には薄い白やピンクの花を咲かせ、秋には実りをもたらせてくれる。
収穫量が年々増えているため、商品ラインアップも増えているという。
続いては、まさに生産量が増えたからこそ販売できるようになった「ローストアーモンド」!そのまま齧るとスタジオにいい音が響く。
山本アナ 「いい香りが広がってくる!香ばしくておいしい、変なくせがなくて体に良さそうな感じがする。おつまみにいい。一粒一粒、味わって食べたい!」
そして、「ナッツの蜂蜜漬け」。ビンの中には朝日町のさくら養蜂園の季節の花の蜜、そこに朝日町産のクルミと朝日町産のアーモンドを浸したというオール朝日町産の一品だ。
山本アナ 「ハチミツの香りが結構してアーモンドとすごい合う。アーモンドにハチミツの味が馴染んでいて、このままケーキに載せてもいける美味しさ!」
雪深い朝日町で菅井さんがアーモンドの栽培を始めたのは、新たな朝日町の特産品を作れないか、町おこしができないかと考えたのがきっかけ。
アーモンドは1粒が軽いので比較的収穫が楽な上、耕作放棄地の利活用にも繋がる。さらに、きれいな花は春になると人々の目を楽しませてくれる。
とは言え、もとは雪国の木ではないので、どうしても木が折れたり枯れたりと苦労はある。そのため菅井さんは、朝日町でも育つよう、雪に強い木に接ぎ木するなど工夫を凝らし、よりおいしく、元気に育つ品種や方法を日々探っているという。
「アーモンドのソフトクリームやジェラートを作り、花の季節には、アーモンドをおつまみにビールでお花見、ということができれば!」
雪を眺めながら味わうアーモンドアイスは最高の贅沢だが、菅井さんが育てたアーモンドの花咲く季節が何だか例年以上に待ち遠しくなった。
生アーモンド、ローストアーモンドのアイスはいずれも1個税込み450円。ローストアーモンドは1袋35g入り、税込み450円。ナッツの蜂蜜漬け(ビン詰)は150g入り、税込1500円。「道の駅あさひまち」で販売している。