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3月のテーマ「いやす人」
○3/18放送
【3月のキーマン】
県立河北病院 緩和ケア科 医師 栗原 二葉さん
【プロフィール】
山形市出身。山形県立河北病院にて緩和ケア科、ペインクリニックに従事し、病棟や外来業務の他、地域への訪問診療を行っている。 日本アニマルセラピー協会のアニマルセラピストの資格を得て、セラピー犬の認定を受けた愛犬の「ししまる」とともに、河北病院の緩和ケア病棟でアニマルセラピーを行っている。

メインパーソナリティー:奥山知寿子さん
3月のキーマン   :佐藤 恒平さん
3月のゲスト   :栗原 二葉さん

「まず踏み出す。そしたら、みんなついてくるから。」

【奥山】緩和ケアとは?
【栗原】―人生の最後と言われることもあるが、命にかかわるような重大な病気をされた時に、よりよい生活を送るために受けるケアという定義。実際には、ガンの方が多いが、治療中の方が病棟に通うこともある。ただ、最後を迎えるのではなく、それからの人生をどう生きていくのかを一緒に考えて、積極的に治療をしていく。

【奥山】これまでの経歴は?
【栗原】―緩和ケアは今年で6年目。外科のような治療の科を目指していたこともあるし、集中治療のような治癒を目指すことに従事していたこともある。良い経験を持って、緩和ケアに来たと思っている。

【奥山】大変・つらい?
【栗原】―仕事の内容を聞かれると、大変じゃない?と聞かれることも多い。ただ、仕事をしていて、辛いとか時間が厳しいと思ったことはない。やりたくてやっているので辛くはない。

【奥山】まだまだ目指すところがある?
【栗原】―もっとできることがあると思っている。今の自分でベストだとは思っていない。
【佐藤】―緩和ケアはイメージが先行してしまうというお話があったが、周り(第三者)の理解がまだ進んでいないと思う。それについては?
【栗原】―医療はこれまで根治を目指してきた。一方で、付き合わなければならない病気、治らない病気がある。そこで、もしかしたら自分がなるかもしれないということを知っていて、その時に受けることができるケアがあるということを知っていてほしい。

【奥山】治る・治らないだけの選択だと患者さんが追いつめられてしまいますよね?
【栗原】―きっと重大な病気でなくても、その人にとってはすごく大変なことだったりする。子どもの頃から「病気は治るもの」と教えてきたと思うが、これからは上手に付き合っていくものと伝えていければいいと思う。

【奥山】アニマルセラピーについては?
【栗原】―セラピーにはいろいろなものがあるが、必ずしも医療的なことでなければならないとは思っていなかった。犬を飼いたいなーと思っていたことと、病院に理解のあるスタッフの方がいたから始められた。セラピー犬には適正試験がある。簡単にいえば危害を加えてはいけないし、人懐っこくて、吠えなくて、噛まなくて、ダメだよって言ったことはやめられることが必要。

【奥山】緩和ケア病棟の雰囲気は?
【栗原】―病院じゃないみたいって言われる。ホールがあって、キッチンがあって、ピアノが置いてあって。できるだけ病院の感じが出ないようにしている。病院の近くにボランティアの方が運営している畑があって、私たちはお散歩に行ったりしている。イベントもあって、スタッフが竹を切り出してきて流しそうめんもした。

【奥山】ペインクリニックとは?
【栗原】―痛みの外来のこと。痛みの部位はどこでもよい。まず、どのような治療が必要かという窓口もしている。一番多いのは膝の痛み。ただ、それを治すのはなかなか難しい。私のところでは神経ブロックとか、ちょっとした手術を加えて少しだけアグレッシブに治療していくことをやっている。

【奥山】栗原さんは仕事が好きなんだと思う。
【栗原】―はい。好きです(笑)

【奥山】今後やりたいことは?
【栗原】―今は私にできることがもっと増えるように努力をしていきたい。今、通ってくれている患者さんたちにがっかりされないかすごく心配ですが。

【奥山】そもそもなぜ栗原さんはお医者さんに?
【栗原】―気が付いたらすごくなりたかった仕事。正解が無いところに飛び込んでいきたい。
     師匠によく言われる「まだ立ち止まっちゃいけない」と。それを心に刻んで、上に、もっと広く目指していきたいと思う。

【奥山】DIVEしたい若者に伝えたいことは?
【栗原】―あれをしなきゃいけないとか、人にはそれぞれのやり方があっていい。それに向かってとりあえず、1歩踏み出してみることが大事。まず踏み出すこと。そしたら、みんなついてくるから。



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